CLI移行ガイド
このガイドでは @orizm/cms-sdk や @orizm/consumer-sdk に同梱されている CLI から @orizm/cli に移行する方法を説明します。
新しいCLIのインストール
npm install @orizm/cli --save-dev@orizm/cli については、CLI を参照してください。
破壊的変更
コマンドの変更
CLI のコマンドは以下のように変更されました。
| 旧コマンド | 新コマンド |
|---|---|
| orizm-cms update | orizm push |
| orizm-cms generate | orizm cms generate |
| orizm-consumer generate | orizm consumer generate |
| orizm-consumer pull | orizm consumer pull |
orizm-cms update コマンド
orizm-cms update コマンドは、CMS のデータを Orizm にプッシュするためのコマンドでした。このコマンドは orizm push コマンドに置き換えられました。
新しい push コマンドでは以下のように挙動が変更されます。
- これまでの
orizm-cms updateコマンドでは、プロジェクトへスキーマを適用するとともに、CMS向けのクライアントや型定義のコード生成を行っていました。 - 新しい
orizm pushコマンドでは、Orizmプロジェクトへスキーマを適用することに特化し、CMS向けのクライアントや型定義のコード生成は行いません。 - CMS向けのクライアントや型定義のコード生成を行う場合は、
orizm cms generateコマンドを使用する必要があります。
例えば、これまで npm-scripts で以下のように orizm-cms update コマンドを実行していた場合、
package.json
{
"scripts": {
"orizm:update": "orizm-cms update"
}
}これをこれまでと同じ挙動に保ちたい場合は、以下のように変更します。
package.json
{
"scripts": {
"orizm:update": "orizm push && orizm cms generate"
}
}orizm-consumer pull コマンド
orizm-consumer pull コマンドは、プロジェクトの最新のスキーマをもとに、Consumer向けのクライアントや型定義を生成するためのコマンドでした。
このコマンドは orizm consumer pull コマンドに置き換えられました。
新しい orizm consumer pull コマンドでは、以下のように挙動が変更されます。
- これまでは環境変数
ORIZM_CONSUMER_KEYに Consumer APIキーを指定する必要がありました。 - 新しい
orizm consumer pullコマンドでは環境変数ORIZM_CONSUMER_KEYの代わりに、ORIZM_API_KEYに Developer APIキー を指定します。
環境変数ファイルのデフォルトパス
これまでSDK同梱のCLIでは以下のように、環境変数ファイルのデフォルトパスが決まっていました。
| SDK | 環境変数ファイルのデフォルトパス |
|---|---|
| @orizm/cms-sdk | ./.env.x.local |
| @orizm/consumer-sdk | ./.env.x-consumer-cli.local |
新しいCLIでは、./.env がデフォルトパスになります。